ウエディングプランナーの一日は、結婚式が開催される週末と、通常の平日業務とでは、大きく違いがあります。また、勤務しているホテルや結婚式場、プロデュース会社等によっても働き方は異なります。ここで説明するウエディングプランナーの一日は、一般的なウエディングプランナーの業務の一例です。
オフィスに到着後、一日のスケジュールを確認し、必要な準備を行います。Eメールをチェックし、新郎新婦や取引先からの連絡に対応します。
新郎新婦とのミーティングを行います。結婚式の詳細について話し合い、お二人の要望を聞き出し、必要な商品を手配します。
休憩を取りつつ、事務作業を行います。契約書の作成や確認、予算管理など、結婚式に必要な書類をまとめます。
ドレスショップ、フラワーショップ、演出業者、など、結婚式に関わる取引先と連絡を取ります。具体的なスケジュールや仕様について調整し、問題がないことを確認します。
挙式、披露宴会場に行き、現地での打ち合わせや確認を行います。会場のレイアウトや装飾、音響、照明などについて詳細をチェックし、問題がないことを確認します。
再びオフィスに戻り、事務作業を行います。各種連絡や報告、業務の整理などを行います。
予定がなければこの時間に仕事を終えますが、イベントがある場合や緊急の対応が必要な場合は、これ以降も作業を続けます。
ウエディングプランナーは、結婚式の開始前に会場に行き、全てがスムーズに進むことを確認します。これには、会場の最終的な装飾、テーブルの配置やセッティング、音響・照明設備のチェックなどが含まれます。
ウエディングプランナーは、各取引先(ドレスショップ、フラワーショップ、演出業者、カメラマン、ビデオグラファー、ヘアメイクアーティストなど)と連絡を取り、全てが予定通りに進むことを確認します。
新郎新婦やゲストが到着すると、ウエディングプランナーはお出迎えし、新郎新婦には欠席者の確認、進行の変更点の有無、ゲストには控室の場所や挙式時間の提示などを行います。また、何か問題が発生した場合には迅速に対応します。
ウエディングプランナーは、結婚式と披露宴が予定通りに進行するように管理します。予定通り、進行していない場合や、イレギュラーが起こった場合には臨機応変に対応します。
結婚式と披露宴が終わった後、ウエディングプランナーは会場の後片付けと次の会場セッティングをします。また、取引先との最終確認を行い、問題がなかったことを確認します。翌日も結婚式が行われる場合は、引出物の作成や準備をします。
一日の終わりには、ウエディングプランナーはその日の業務を振り返り、必要なフィードバックや報告を必要に応じて発信します。
ウエディングプランナーの一日の流れを具体的にイメージすることができましたか?今回取り上げたのはゲストハウスで働くウエディングプランナーの一例で、ホテルやリゾート地での結婚式場、または自社会場を持たないプロデュース会社など、職場によっては業務内容が異なり、式場の選定などもタスクとなる場合があります。
「想像していたのと違った」という状況にならないためにも、現場の生の声や実際の結婚式を見ることは重要です。学生時代に行う結婚式場でのアルバイトやインターンシップはウエディングプランナーの仕事を理解する上で非常に有益な経験になりますので、その機会があれば積極的に挑戦してみてください。
当校には業界経験豊富なプロの先生たちが多数在籍しているので、ベストブライダルやテイクアンドギヴ・ニーズなど、人気企業で実際にウエディングプランナーとして活躍していた先生から学ぶことができます。 ウエディングプランナーをめざしたい方、ブライダル業界に興味を持っている方、サプライズや人を喜ばせることが好きな方、ぜひ東京ブライダル専門学校のオープンキャンパスにご参加ください!
大里 海音
東京ブライダル専門学校 講師
東京ブライダル専門学校卒業後、㈱ベストブライダル、㈱テイクアンドギヴ・ニーズにて2021年まで現役のウエディングプランナーとして活躍した後、教育の世界に。