高校卒業後に進学することを決めたのなら、次はどの種類の学校に進学するのかを選ぶ必要があります。代表的な進学先としては「大学」と「専門学校」がありますが、この2つの学校にはどのような違いがあるのでしょうか? ここでは、大学と専門学校の具体的な違いと、選び方のポイントについて詳しく解説していきます。
具体的な教育内容の違いについて、大学と専門学校をそれぞれ見てみましょう。
基本的に、一般教養科目が卒業単位の一部を占めていることからも分かるように、入学した学部や学科に関する専門的な学問だけでなく、幅広い分野の基礎知識を身に付けることができます。実践よりも理論を重視し、学術的な研究を行うのも特徴でしょう。
専門学校は、その名の通りある特定の職業に必要な技術や知識、資格などを学ぶための場所。授業時間の大半は専門教育が占めていて、卒業後に即戦力となる人材を育てるべく、実践的かつ実務的な教育が行われるのが特徴です。
就学する年数、卒業までに必要な単位数について、大学と専門学校それぞれの違いを見てみましょう。
大学の就学年数は4年間(医学系、歯学系、獣医学系、薬学系などの理系は基本的に6年間)、短期大学は2年間(医療系などは3年間)が一般的です。卒業までに必要な単位数は大学で124単位以上となっています。ただし、獣医学系の場合は182単位以上、医学系の場合は188単位以上の取得が必要です(学部によって異なります)。
専門学校の就学年数は学校によって1~4年と異なります。専門学校の場合は卒業に必要なのは単位数ではなく授業時間数で、およそ800時間(夜間は450時間)以上が目安だと考えられています。
自分自身の将来を考えていく上で、どの学校に進学するかということはとても大切な要素です。大学に進むべきか、専門学校に進むべきかで迷ったときは、それぞれの教育内容や卒業までの年数、将来進みたい進路における各校の就職状況や取得できる資格などを理解し、どちらの学校に進むべきかを検討していきましょう。参考までに、大学と専門学校のそれぞれの適正について下記にまとめました。
今回は、大学と専門学校の違いについて紹介しました。進学をする際は、上記の内容をしっかりと理解した上で、自分に最も合った進学先を見付けていきましょう。
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塩塚 智彦
東京ブライダル専門学校 講師
以前は舞浜のホテルにて宴会サービス、婚礼営業、宿泊サービス、支配人を経験。各職種を経験したことで身につけた「臨機応変力」を活かして指導する。